2016.12.14.
LONDON -07-

先月NYで訪ねたニューアーティストのスタジオ。
芸術家が今作っているのがたまたま服だったというような、
アートと服との狭間に身を置く、天才兼変態に出会いました。

が、どうにもこうにも洋服屋が手を出しても良いプライスレンジを超えてしまっているため、
パスする方向で考えていましたが、帰国後どうしても欲しくなってしまいプライスを交渉。
4型のコートを全て買い取るという最狂の条件でこの度お取り扱いが決まりました。

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Variation Two project by The Three Variations
by appointment only


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地元で作られる材料、そして伝統的な過程を歩み製作されるコレクションは全てが一点モノであり、
それらは社会及び経済的実験として考えられています。

器具、材料、スペースに、固有に存在する制限より利点を引き出し、伝統的テキスタイルの手法で形成。
その過程は保存され、デザイナーのアイデアにより改良されます。

プロジェクトの協力者である職人、アーティスト、小企業には可能な限り投資をし、
モノがモノになるまでに費やされる莫大な時間と労働力は尊重され、彼らは救いを受ける。
そこまでがプロジェクトなのだそう。

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Bravery Coat
by appointment only


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社会的に構築された概念からの解放が不可欠であり、FREEDOMが確認され初めて着手されます。

使用される材料は手紡ぎされ、布を織ることは考えず、服を構築するパターンで手織りされています。
そしてそれらパーツを繋ぐのは全て手縫いによるもの。

完成後の時間の経過はデザインの経過であり、それは個人のストーリーに反映されます。

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Sandy Coat
by appointment only


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手法やプロセスはデザイナーであり職人でもある。
しかしやはり芸術畑の賜物として感じさせられるのは、
社会活動にまで焦点を当てたコンセプトでしょう。

プロジェクト始動にあたり"やらなきゃいけない理由"がないと永遠に着手されないスタンスであり、
作り始めても当然数が作れなければ、そもそもコレクション全てが一点モノの世界。

要は、一点製作された時点でミッションコンプリートなわけで、
2枚以上作る意味が無いということ。

そういうART専門の人が服作るとまず間違いなく"理念"だらけで最終的なヴィジュアルには期待できないことが多いんだけど、彼は違いました。
話を聞く以前にモノ見た瞬間に「買いたい」って言えたデザインだったの。
で、そこから説明を聞いてるときはハートにマシンガンをフルオートでぶち込まれてる感じ。

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Variation One project by The Three Variations (私物)
by appointment only


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最後に、これらのアイテムは事前にアポイントメントを入れてもらった上で実物をご用意し、
ディテールを踏まえてご説明させていただきます。
ひとつひとつに秘伝の書(現在発送中)が付いてますから、そこと照らし合わせながら本当に必要なモノなのか考えてみてください。

[Bravery Coat] 自由社会、資本主義社会の中で"勇敢さ"とは一体何か
[Sandy Coat] Sandyの経営するレスキューファーム(救助農園)の存在を表現したコート
[Variation One & Two] 同じ材料、手法、過程を用いてどれだけ異なったデザインが可能であるかの挑戦





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