2014.08.17.
今週は営業します

24日(日)まで通常営業に戻ります。
ただし19日(火)はお休みいたします。

さて、盆中にも関わらず突如登場したLIBERTINE。
ご好評いただいております。ありがとうございます。

ただやはりプライスがネックで断念される方も続出。
真顔で「たけーよ」と。
こればかりはどうにもなりません。ごめんなさい。

現在のストック状況をお知らせします。
"skeleton"はSサイズが一点のみです。
"Horn"もSサイズが一点のみです。
この2タイプに人気が集中したため他タイプはまだストックが御座います。

気になる方は見に来てください。

skeletonは掲載しなかったにも関わらず、その名称から予測できた方も多かったみたいです。
当時を知るファンからすれば思わずニヤリなデザインですよね。
見る角度によってはとても安直なデザイン。
しかし見る者によってはそれはそれは重たく捉えてしまう感慨深いアイコン。

これは流石にデザイナーには失礼かもしれませんが、今回の企画は棺桶から無理矢理引っ張ってきた最早ゾンビ化したコレクションです。

この復活劇に感動しているというより、なんだか幻でも見ているような不思議な眼差しでチェックされるお客さんが多かったですね。
そしてそれを仕入れた私自身も、良くも悪くも今回の企画は"禁じ手"だったような気がしてます。

あの頃は良かったとか、あの時代にはあんなクレイジーな奴がいたとか、
そういうレジェンドのまま幕が下りてる場合、今さらそれを掘り起こす理由は無いと言えば無いですからね。

でも、そういう絶対的ヒーローを必要としている現在のシーンに対しては、この上ないサプライズだったのではないでしょうか。

兎にも角にもヴィジュアルとして完成されたデザインですので、薀蓄は後にまずはスタイリングを楽しんでください。





Atelier 103

open / 12:00
close / 19:00
定休日 / 2014年より火曜日になりました

東京都港区南青山4-26-7 +8ビル 302号室
03-6434-1314
atelier103.info@gmail.com








2014.08.15.
LIBERTINE GREATEST HITS

明日(土)より一時的にお店を開けることが決まりました。
本日はこのタイミングでリリースされる「LIBERTINE GREATEST HITS」をご紹介します。

先日ブログで書いた通り、リバティーンの10年間の歴史の中から私が思う優れたデザインを抽出し、ミックスさせた言わば”ベストアルバム”が完成しました。
今回製作したアイテムは全てシャツです。当時のシリアスな世界観を現在の感覚でリマスタリングさせたデザインをお楽しみください。

スクリーンショット 2014-08-15 11.56.17
LIBERTINE GREATEST HITS
color / white
size / xs , s
type / the Boot , Horn , skeleton , the Heart , Monkey
price / 85,320-(in tax)

スクリーンショット 2014-08-15 11.56.40
まず、今回ボディーに選んだのは現在のLibertineで定番で使用されている”men's classic shirt”。
上質な綿素材で織られたケミカルホワイトのシャツは、デザイナーJohnsonが今信じているロイヤルの在り方。
ちゃんと意味のあるリマスタリングにしたかったことと、現在のLibertine へのリスペクトを込めて、当時のリメイクボディーは外させていただきました。

そしてボタンボタンボタンボタン。
これは2010年頃maxfieldで展開されていた特別仕様のアイデア。
あくまで王室的なグランジへの落とし込みはLibertineの真骨頂が伺えるデザインです。
これはぶっちゃけですけど、この仕様にするだけで25000円のアップチャージでした。
それでもこれじゃないと絶対にダメな理由が私にはあったので、吐血しながら全てこの仕様でオーダー。

スクリーンショット 2014-08-15 11.57.04
タグにも記載されているように、全ての行程はロサンゼルスのスタジオにて昔と変わらずハンドメイドされています。

続いてシルクスクリーンプリントのパターンをご紹介します。
コンプリートファイルの中から悩みに悩んで捻り出されたbest of bestはこちら。

スクリーンショット 2014-08-15 11.55.06
the Boot





スクリーンショット 2014-08-15 11.55.59
Horn





スクリーンショット 2014-08-15 11.55.27
Monkey





スクリーンショット 2014-08-15 11.55.44
the Heart



あと”skeleton”があるのですが、このタイミングでは写真を伏せさせてください。
兼ねてより強い思い入れがあるこのデザインに対しての私の説明は、ひょっとすると誤解を招く可能性があるからです。

いかがでしょうか。
独創的なシリアスさとセンシティブなタッチから伝わる”静かなる暴力”。
見る者の心にダイレクトに訴えかける彼の作品は、どの時代であっても関係なく通用する完成されたデザインであり、Johnsonはそれを服に転換出来るクオリティを持った数少ないアーティストであることが証明されます。

勿論街着としてガンガン使用して、乾燥機でブリブリ痛めつけながら着用してもらいたいのでこれ以上はあまりプレッシャーに感じさせることを書くのは控えますが、アートピースとしてのコレクタブルな要素も非常に高いので、色々な楽しみ方が生まれる筈。


最後に、我ながら今回のプロジェクトは大変満足しており、それと同時にこれが今の自分がやれる限界値であることが分かりました。
とにかく尋常じゃないほど神経を使う買い付けだったのでここまでのドリームプロジェクトは今後もぽんぽん出来るようなことではありません。
それくらいお互いにとっての”特別なこと”だという認識があればLibertineのような優れた変な人(笑)は時代を越えて評価される対象になりますが、そこにもし間違えた解釈を持った提供する立場の人間が入ってきてしまった場合、瞬く間に「あの人は今」状態に簡単になり得るんですよね。悲しいですが。
というのも、Libertineはかつて日本で一度殺されています。

それでも、彼のロマンに今でも魅せられているコンチクショーな一部のファンにとってはまるでおとぎ話のようなプロジェクトなのではないでしょうか。

スクリーンショット 2014-08-15 14.06.12


それでは明日よりお待ちしております。
バタバタで帰国していきなりのお店なので何かとご不憫があるかと思いますが、久しぶりなので楽しみです。













2014.08.14.
今週末はお店開けます

16日(土)~しばらくお店を再開することが決まりました。

リリースされるアイテムはLIBERTINEです。
詳しいご紹介は明日のブログでお知らせします。




2014.08.13.
LA 10

主に陶器を産業としているアコマ族が住むエリアに行きました。

「天空都市」と呼ばれています。

これはネットから拾った写真ですが、このようなロックの頂上に村がありました。

かつてスペイン人が世界のどこかに存在すると信じていた"seven cities of gold"を求めてこの地を支配した歴史があります。
遠くから見るとこのロックがゴールドに見えるんだって。

今は頂上までダイレクトに繋がる道があるんだけど、それとは別に当時手作業で削って作られた階段が今も残されているんです。
アコマ族が私に帰りはここから降れば?って勧めてくれたので挑戦することに。


写真だとスケールが伝わりずらいですが、落ちたら死にます。
階段って呼べるものじゃないから。


ここで踏み外したら即死決定の瞬間。
思考がしばらく停止しています。

っていうかビーサンですからね。すげーハンデですよこれ。
でもビブラムのグリップ力の高さは証明出来ました。










2014.08.11.
OVER THE END 4

セレクトする基準のハードルを大幅に上げた結果、探すモノから”探す人”へシフトし、
今年より「OVER THE END」という企画がスタートしました。
先月リリースされたotaのように、場合によっては本来展開しているブランドの他にまた別ラインを設けるまでに発展し、自分でやっておきながら「お前何様だよ」って自分に思わず突っ込んでしまう程の内容には大変満足しております。

さて、otaに続く作品化の第二弾はこちら。

スクリーンショット 2014-08-11 16.26.24

この写真は今から約10年前にvogueに掲載されたイメージフォト。
彗星のごとく現れたこのブランドは、その時代を最前で活躍するアーティスト達にも多大な影響を与えました。

この男を覚えているか。

スクリーンショット 2014-08-11 16.26.43
LIBERTINE

当時彼は古着のシャツやジャケットを解体し再構築したアイテムに対して、なんとも表現のしようが難しい独特なモチーフとタッチのシルクスクリーンプリントをオンしたコレクションを展開していました。
立ち上がった頃たまたまmaxfieldで並べられていたのを見て「すげー奴がいるもんだ」って感動したのを今でも思い出します。
裾とか切りっぱなしで糸がぴょんぴょん出てましたから、その時代は新鮮でしたよね。

そしてシャツ一枚$700。

今ではこの敢えて完成させないデザインをcoolだと思いますし、ズタボロなギミックにゴスなプリントを彼が乗せるだけで宝石に変わる理論も説明が出来ます。
しかし当時はこの値段が意味不明だったんですよ、私にとって。
全ての洋服は、作るに当たって発生するコストをベースに価格が決まると思っていましたから、このような作り手のアイデアが生んだセンスに対して発生する”Artist price”には理解がまだ無かったんです。

それでもLIBERTINEが提案するこの夢のようなピースに憧れがその後も強く、彼の世界観に確実に影響を受けているGREG LAURENを買い付け始めた頃、いつかセレクトしたいと思うようになりました。

しかし既にマーケットから姿を消していて、どこで何をやっているのか分からない状態だったんです。
その筋に詳しい人達に聞いても、「ロンドンで生活してるらしい」「ブランドは別の人に売ったらしい」等と様々な噂を耳にしました。でもたまーに見かけるんですよ、maxfieldで今でもイッちゃってる値段で並んでるアイテム達を。
そしてあの手この手でなんとかコンタクトを取って会うことが決まったのが今年4月。

ドキドキでアトリエに行くと、当時のデザイナーが出てきました。
よかったよかった。

スクリーンショット 2014-08-11 16.25.19
基本的に写真NGだったので廊下しか撮れなかったのですが、服のデザイナーというよりアートコレクターという言葉が似合う空間でした。

スクリーンショット 2014-08-11 16.26.01
友人のダミアンハーストからギフトで貰ったセディショナリーズのタンクトップ。

スクリーンショット 2014-08-11 16.27.02
現在のデザイナー(左)。
goyardなんかともコラボレーションしていただけあってやはり著名人との交流も多いんですかね。
隣、トムブラウンだよね、多分。

そして詳しい今の状況を聞くと、10年前はメインだったリメイクのラインはもう辞めて、現在はまた異なったアイデアで高級服を展開しているとのこと。
時間が経てば形も変わりますからね。珍しいことではないです。
それでもシルクスクリーンは健在で、最近のデザインを一通り紹介してもらいました。

うん。普通に格好良いし、時代も捉えてる。
でも、あの時代に見た、感じた、あのシリアスな空気とはまた異なるデザイン。

そっかー。まじかー。とか思いながら用を足しにトイレへ行くと、

スクリーンショット 2014-08-11 16.25.39
過去に使用したシルクスクリーンの判を大量に発見!

勝手に見ていいのか分からなかったけど、鍵を閉めて一枚一枚ご拝見。
「うんうん、あったなーこんなの」って見ているうちに、今リバティーンを着るのであればこの時代のプリント以外考えられなくなりました。

部屋に戻った私は、トイレの中にダイヤが落ちていたと説明しました。
するとデザイナーが一冊の随分と分厚いファイルを見せてくれました。

スクリーンショット 2014-08-11 16.24.58

なんとファーストコレクションから現在のコレクションで使用した全てのシルクスクリーンをコンプリートしたファイルでした。

スクリーンショット 2014-08-11 18.29.49

ここまでされたらもう欲望を止められないですよね。

デザイナーと相談した結果、特別に好きなシルクスクリーンデザインを選んでいいということと、
これまでに発表してきた様々なディテールも再現してくれるということが決まりました。
ここまで引き受けてくれたのも、実は当店のことを前から知ってくれていて、お互いがリスペクトを持っていたからだと思います。

兎にも角にも、最強の条件が与えられました。
それと同時に、使用するボディーは当時の古着のリメイクではなく今回見せてくれたホワイトのコットン生地。ディテールのデザインは数年前にmaxfieldで見た記憶がうっすらある前立ての独創的なギミック。
これらの外せない仕様が瞬時に頭を過ります。
そこにこれまでに発表した全シルクスクリーンのパターンからベストオブベストをチョイス。

これは単なる復刻とも、アーカイブとも似つかない。

「LIBERTINE GREATEST HITS」
このタイトルが相応しいですね。

このミーティングから3ヶ月が経ち、ベストアルバム化したLIBERTINEのコレクションは今回の旅でピックアップが完了しています。
デザインの発表とリリースは近日を予定しております。

お楽しみに!









next >>


Copyright © Atelier 103   Allrights Reserved.